カエルさんジャンプで育つ指先能力と心

傘の花咲く6月
カエルの鳴く声に、ふと耳を傾けることもあるのではないでしょうか？
ピグマリオンの教具の中にカエルさんジャンプという愛らしいアイテムがあります。
ねらいは指先能力の育成です。
人差し指でカエルの尻をはじくとぴょーんとジャンプするというものですが、
年少下（２歳児）～年少（３歳児）のお子様にとっては、なかなかの難易度の高い教具です。
『はい！これはね、こうやって遊びますよ！』と遊び方を説明すればするほど、お子様はけげんな表情に
なります。
ところが、サポーターがぴょーんとお子様の目の前に、楽しみながらはじいてみると、なんだろう？と
カエルを手にします。そこで、もう一匹、カエルをぴょーんとジャンプさせてみると、お子様はその様子を
じーっと観察します。『おもしろそうだな、やってみたい！』という気持ちの芽生えです。
実際にあそんでみると、なかなかカエルはジャンプしてくれません。その時がチャンスです。
『なんでかなぁ？』と考えながらサポーターがひとりごとを言っていると、お子様のカエルが、
突然はねることがあります。２度目のチャンスです。その時はおおいにほめます。失敗から成功への学びです。

『幼児は模倣から』というように、説明よりやりたくなる環境を整えていくことが大切だと思います。
そして失敗と成功を繰り返しながら、夢中になって遊んでいる中で、指先が自然に強化され、指先の調整を自分自身で
身につけていく、自分のことは何でもやろうとする、できる！そんな自立心も同時に育成できると良いですね！

❀*❀*❀*❀*❀❀*❀*❀*❀*❀❀*❀*❀*❀*❀❀*❀*❀*❀*❀＊❀*❀*❀*❀*❀❀*❀*❀*❀*❀❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*